【簡単レシピ】ホリデーシーズンに作りたい『ガチョウのグリル』
Winterküche
~Klassische Gans~
各地でクリスマスマーケットが始まり、ホリデーシーズン到来のドイツ。
『せっかく海外に住んでいるのだから、何か特別なことに挑戦してみたいな…』
そんな方にぜひオススメしたいのが、現地の食材を使い自宅で料理をして”その国の味を知ってみる”こと。
ゼロから用意するのは大変…という方でも簡単に調理できて、最高に美味しいこの季節にぴったりの『ガチョウレッグのロースト』をご紹介します!
スパイスで現地の味を知る
(2023年12月に購入、料理した写真です)
私はドイツ料理はもちろん、海外の料理を自宅で再現することが趣味です。
その際は皆さんと同じように、現地のレシピ本を翻訳したりインターネットでレシピ動画なども検索します。
しかし、やはり実際にレストランで食べてみたり、知人の手作りなどで、まずは本物の味を知りたいのが本音。
…とはいえ毎回料理研究のために外食をするのは難しい。。
そんな時に、”この料理はこんな味”というものを知るために『スパイスミックス』や『シーズニングセット』を利用することは非常に有効的だと思っています。
1902年ドイツで生まれた「Ostmann」。スパイスや乾燥ハーブを消費者にとって扱いやすい分量で販売しようと、薬剤師のKarl Ostmannという方が薬局で販売したのが始まりと言われています。
こちらのアドベントカレンダーは冬のメイン料理やスイーツ、ドリンクのためのスパイスが詰まっていて、ドイツの冬を知るにはぴったりのアイテム。
アドベントカレンダー以外にも、スーパーの調味料コーナーにはOstmann商品が多数ありますのでチェックしてみてくださいね。
ガチョウのローストを作ってみよう
【材料】写真は2人分
・ガチョウの脚(骨付きモモ肉)
・Ostmannスパイス(Klassische Gans)
・りんご
・玉ねぎ
お好みで…
・Apfel Rotkohl(冷凍)
・じゃがいも
・ライム
11月〜1月頃になると新鮮なガチョウが朝市や店頭に並び出しますが、今回はスーパーでも種類が増える「冷凍」のガチョウを使用したので、調理前に解凍しておきます。お好みでお肉は生or冷凍を選んでくださいね。
今回使用するスパイスは「Klassische Gans」。2人分のスパイスが入っています。海塩・オレンジピール・にんにく・シナモンなどがミックスされているので味付けはこれだけでOKでとても便利。
裏面にレシピが書いてあるので、難しい工程もなく調理ができます。
(日本語訳)
1.りんご、玉ねぎをくし切りにして鉄板に並べます。
写真ではオーブン・コンロで使用可能なグリル用の鉄板を使っていますが、ご自宅にあるオーブン用の鉄板や、グラタン皿に並べてください。
2.スパイスを2本のガチョウの脚にすりこむように(マッサージするように)なじませます。
3.りんご、玉ねぎの上に並べます。
4.180℃に予熱したオーブンで3時間焼きます。(必要に応じて蓋をします)
焼く過程で脂がとても出てくるので、脂が溢れ出ない容器で焼いたり、下に受け皿のようなものがあると片付けも安心です。
サイドディッシュも手軽に用意
『Apfel Rotkohl(アプフェルロートコール)』は”りんごと紫キャベツの蒸し煮”のこと。
ザワークラウトと並び、ドイツでは肉料理の付け合わせとして人気の一品。
りんごと紫キャベツ、酢などを煮込んで自作するのも、好みの味付けができて美味しいですが、何かと忙しいシーズン。冷凍食品を利用して時短もオススメです。
調理方法は、鍋または電子レンジでもOK。
(日本語訳)
ドイツの冷凍食品”あるある”で、紙パックに直に入っているので、横倒しにしたり、溶けないようにお気を付けください。(私はうっかり残った分を横倒しにしていたら流れ出てしまいました!泣)
お好みの量を耐熱皿に出したら、時々混ぜながら電子レンジで加熱します。
この商品は甘みがしっかりとしたお味でした。
仕上げ
3時間もオーブンで加熱する機会が少ないので、大丈夫かな…と心配していましたが、しっかり皮もバリっと焼けて、完成です!
下に敷いたりんごと玉ねぎは少し焦げてしまいましたが、お肉の脂を吸って甘くうまみがありとてもおいしいです。ぜひ可食部は捨てずにお味見してみてください。
焦げが気になる方は、予めりんごたちを厚めに切ったり、加熱時間を調節してみてくださいね。
テーブルセッティングも楽しみのひとつ。テーブルナプキンの折り方を工夫するだけでも雰囲気がグッと上がります。
『テーブルナプキン アレンジ』で検索すると様々なアイディアが出てきますよ。
ふかしたジャガイモ、ライムも添えて。アツアツのうちに召し上がれ♩
皮はバリっと芳ばしく、お肉はホロっとジューシーな仕上がり。鶏肉とはひと味ちがう、深い旨味がやみつきになります。
相性抜群の、りんごと玉ねぎもお肉と一緒に。
日本ではなかなか食べる習慣がない「ガチョウ」の料理。
ゼロから作るもよし、手軽に用意するもよし。
ハードルをご自身の高さに合わせて、おうちディナーを満喫してくださいね。楽しいホリデーシーズンをお過ごしください!
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