【デュッセルドルフ】農家直営店でおいしい秋を見つけよう!Vol. 1
つい先日までカラッとした夏日だったのに、気付けばすっかり秋めいてきて…もうすでに、あの太陽を恋しく思うこの頃。
しかし、涼しくなってきたからこそ楽しめる『秋の味覚』がドイツにもたくさんあります。“食欲の秋”を探しに行きませんか?今回は、デュッセルドルフにある農家直営店をご紹介します!2部構成ですのでぜひ”Vol.2”もご覧ください。
Vol.1 秋の味覚探しをたのしもう
Niederlöricker にある『Obsthof Mertens』。Belsenplatzからは車で約10分、U-Bahnやバスでは徒歩を含め約30分弱で行くことができる場所にあります。
バス停から歩く道のりには、目の前に広大な畑が広がり、気分転換にもぴったり。とても気持ちのよいロケーションです。
入り口には、イチゴの椅子や大きなリンゴのオブジェが。思わず写真を撮りたくなる可愛らしさ!
こちらのObsthof Mertens、実は1950年から代々家族で営まれている、新鮮で健康的な果物を中心に生産・販売している歴史あるお店。
イチゴとリンゴは長年に渡る主力商品で、その他に農園ではラズベリー、洋ナシ、プラム、スイートチェリー、カボチャなども栽培しているのだとか。
日曜日も営業しているので、朝から新鮮な卵や野菜を買い求める方で賑わいます。うっかり食材を買い忘れてしまった!という時も便利ですよ。
先述したこちらのフルーツたちは、スプレッドやジュース、ワインなどにも加工され、自社ブランドの製品としても販売されています。
写真はいちごジュース。粒々が残ったフレッシュでとろっとしたテクスチャー。日持ちもするのでお土産にもオススメです。
大きな木箱いっぱいに宝石のように艶やかなリンゴがどっさり!ざっと数えただけでも6種類以上のリンゴが販売されています。
それぞれ味の特徴や、ぴったりの調理方法(スイーツ向けなど)が書いてあり食べ比べてみたくなるほど。私は2種類購入しました。
備え付けの袋や、持参の袋に入れてレジまで持っていきます。レジで『どの種類?』と聞かれるので、予めメモや覚えておくことをオススメします!
10ヘクタールのリンゴ園には24,000本の木があり、年間収穫量は約250トンなのだとか!(HPより)。イチゴの栽培面積は15ヘクタールもあり、春にはイチゴ狩りをすることもできますよ。
フレッシュな野菜を調理するためにぴったりのスパイスたちも種類豊富。ひとつ1€~2€ほどなのでたくさん集めたくなります。
『Sonntagsbrot』というパン焼きセットの粉。むかしは日曜日もベーカリーは休日だったため、自宅で焼く方が多かったのでしょうか?名前の由来が気になるところですが…。パンを焼いてみようかな?と思っていた方はぜひこれを機にトライしてみては。
ドイツの秋の味覚といえば『Federweißer(フェーダーヴァイサー)』。秋限定で販売される、ワインになる前の発酵を始めたばかりの酵母たっぷりなぶどう果汁。甘いお酒で、日が経つにつれ発酵が進み4%~11%までアルコール度数が上がると言われています。
こちらではドイツで最も古いワイン生産地のうちのひとつ、モーゼル川流域のワイナリーのものがありました。ワインの他、アルコールフリー飲料もあり豊富なラインナップです。
『うさぎちゃんにどうぞ』という看板と共に、不要な野菜の葉などが置いてある様子をドイツでは時々見かけますよね。日本にはない文化なので、よい文化だなと微笑ましい気持ちになりました。
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~Vol2.『自分で摘む』世界にひとつの花束をたのしもう~
つづく
【Obsthof Mertens】
Niederlöricker Str. 61, 40667 Meerbusch