【春のおでかけ】桜の名所「ボン」で絶景めぐり

長いと思っていた寒い冬も、気づけば散歩道に小さな花が咲き始めるようになりました。春はもうすぐですね。

春と言えば、日本人にとって特別な『桜』がやはり恋しくなる季節。実はドイツでも桜の名所があることをご存じでしたか?

今回は、デュッセルドルフから日帰り旅行で行くことができる『ボン』のご紹介です。

世界的音楽家が誕生した街

デュッセルドルフから車で約50分。

Bonn(ボン)は1990年の東西ドイツの統一まで、旧西ドイツの首都でした。そんな政治の中心地であったボンは、世界的有名な「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」が生まれた場所としても有名です。(世界的なお菓子、ハリボーが生まれたことでも有名!)


現在博物館になっている『Beethoven-Haus Bonn(ベートーヴェン・ハウス )』。この屋根裏部屋の一室で彼が誕生したと言われています。

入館するには、チケットをオンラインで事前購入、または道路向かいにあるスーベニアショップで当日券を購入することも可能です。

オーディオは日本語もあるので、じっくりと楽しみたい方にオススメです。

街には銅像や広場、彼のイラストが描かれた雰囲気たっぷりのカフェなど、音楽好きにはたまらないスポットがたくさん。(写真はCafé Nova Bonnを訪れた際のもの)

また、毎年9月に地元で大人気の《ベートーヴェン音楽祭》が開催されます。日本ではまだあまり知られていない音楽祭だそうですが、期間中はボン市内や近郊で大小あわせて95ものコンサートが開催されるとのこと!

2025年は8月28日~9月27日です。ドイツにいるからこそ触れることができる芸術もぜひ堪能してみては。

幻想的な桜のトンネル

ボンの桜並木ではドイツでも有名で、毎年たくさんの観光客でにぎわいます。

最も有名なのは『Kirschblüte in der Bonner Altstadt』。この旧市街には約300本の八重桜(日本品種サトザクラ)が植えられています。

咲き始めは天候によって左右され毎年異なるそうですが、昨年2024年は3月31日には写真のような濃いピンクの八重桜をみることができました。

その1週間前の20日頃に行った際には、チラホラと薄ピンクの花が少しずつ咲いている程度だったので、徐々に色濃く華やかに咲き誇る様子の、移り変わりを楽しむのも良いかもしれません。


旧市街ではさまざまな種類の八重桜が植えられており、3月半ば~4月半ばにかけ見頃を迎えるといわれています。日本の桜並木とはまたひと味違った魅力の、力強く華やかな景色と記念撮影もオススメ。

桜はボンの旧市街では点在して植えられているので、街歩きをしながらゆっくり広い範囲で楽しむことができますが、中でも有名な通りが、Breitestraße(ブライテ通り)/Heerstraße(ヘーア通り)。地図で検索し訪れる際には、この2つの通りは外せないスポットです。


どこの国にいても…花より団子!

桜のトンネルの近くには、オシャレなカフェやジェラート屋が数多く並びます。

暖かい日には、美味しいものを頬張りながら散策もよいですね。(週末はとても混雑するので人混みに注意です!)

特に行列ができていた『EisLabor Bonn-Altstadt 』というアイスショップも人気のようです。春の散策を楽しんでくださいね。

★桜の開花状況は、ボン市公式ホームページの„Kirschblütenblog“で見ることができますのでチェックしてみてくださいね。

◆ボン市公式サイト/桜ブログ

https://www.bonn.de/kirschbluete

Kirschblütenblog


◆ドイツ ニュースダイジェスト「ドイツ桜の名所10選」

http://www.newsdigest.de/newsde/features/7703-sakura-in-germany/

 

ライン川を一望する絶景スポット

春のボンを訪れたら、少し足をのばしてぜひ『Schloss Drachenburg(ドラッヘンブルク城 )』にも。

城まで徒歩約10分程の距離に有料駐車場が併設されているので、お子様連れも行きやすいスポットです。

春のドラッヘンブルク城は、庭園に花々が咲き、晴れた日にはライン川を目の前に遠くまで見渡せるパノラマビューの絶景を望むことができます。

そんな絶景を堪能しながら舌鼓。

城内に併設されたレストラン『Gaststätte "Luigi Ponzetta"』では軽食からしっかりとした食事まで、ドイツ料理を中心にたのしむことができます。あたたかい日差しを浴びながら、非日常感を味わうのもこのスポットの醍醐味です。

城内は無料で展望エリアに登ることも可能。細く長い階段にドキドキしますが、最上部まで上がるとさらに美しい景色が待っています。

上層部からの眺め。

クリスマスやイベントなど、シーズンによっては城の内装がアレンジされます。季節ごとに訪れるのも異なる表情が楽しめますよ。

これからまた、ヨーロッパの美しい季節が始まりますね。あたたかな日差しと色鮮やかな花々を堪能する、ステキなおでかけのご参考になりますように!

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あたたかな日差しを満喫。春~秋まで開催の『庭園イベント』

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