他人の妊娠報告は鬱陶しい?それでも始める海外マタニティコラムvol.1
自己紹介
皆さま、初めまして。
ヨーロッパをインタビューしながら旅する専業主婦ぱるるです。
https://www.instagram.com/prr_europeanlife/
ドイツで暮らす傍ら、
旅行先で出会った人たちにインタビューしてInstagramのショート動画で発信しています。
こんな肩書きを名乗りましたが、
夫の駐在帯同でドイツに暮らす33才の専業主婦です。
この度、冒頭タイトルにもあった通り、私のお腹に新しい小さな命が宿りました。
現在5ヶ月目で、ちょうど性別が最近判明したところです。
Instagramでは、惜しみもなく『おめでとう』の強要をするような報告動画をアップさせて頂きました(恥)
投稿を観てくださった方、温かいコメントしてくださった方、本当にありがとうございます。
高齢出産に差し掛かりつつある年齢で、海外で、しかも初めての出産を迎えることになった今。
妊娠ネタは、ショート動画(1分)じゃあ、語りきれない!
そんなこんなで、このメディアで想いの丈を自由に書き連ねてもいいという有難いお誘いを頂いたので思う存分、書き記していこうと思います。
妊娠報告することへの苦悩
私は今、33才。
出産のタイミングでは34才と高齢出産間近、ということもあり「妊娠」に対して色々と考えることがありました。
「29才までに第一子!」
そんな社会の圧力があってか、20代後半になると友人たちが一気に結婚と出産ラッシュ。
そんな中、当時29才の私は見事に結婚も出産も無関係。笑
「おめでとう!」という祝福の気持ちが90%、残りの10%は「また身軽な友人が1人いなくなった」という寂しい気持ちを抱いたことも、事実です。
運よく結婚しドイツに来ることができたけど、帯同して何ヶ月経ったら日本に帰るか予定は未定。
半年後に本帰国…なんて辞令も無きにしも非ず。
そんなこんなで妊娠しても経済的・精神的に不利にならないか、タイミングを見計らっていたので歳を重ねれば重ねるほど、他人の妊娠報告なんて鬱陶しい。
いつの間にか妊娠に対して、穿った目線を持つようになりました。
今となっては、そんな卑屈な気持ちを抱いてしまっていたのは「温かい家族」を作ることへの憧れが強かった、それの裏返しだと思えます。
それでもそんな私がようやく環境的にも、メンタル的にも妊娠してもいいと思え、運よく妊娠ができ、自分の妊娠エピソードを語る..。
そんな順番が回ってきたことにとても驚いています。
正直、Instagramへの投稿やこのコラムを始めるにあたり、29才の当時の自分からしたら「鬱陶しい」、言葉選ばずにいうと「まじウザい」発信をすることになる。
そのことが自分としても、心苦しく感じておりました。
他人の課題に介入して気負う必要はない
だけど、それでも発信しようと思ったのは「課題の分離」という言葉に出会えたからです。
「課題の分離」とは、心理学者アドラーの著書『嫌われる勇気』に出てくる言葉で「他人の課題に介入しないこと」、そして「自分の課題に他人を介入させないこと」と考える思考法です。
私が発信をしようがしまいが、私の発信内容に対して「鬱陶しい」と感じた方の「課題」が解決するわけでもない。
29才の私が感じたように、私の発信内容に対して、誰かが目を背けたくなるような感情を抱いたとしても、私がその方へ結婚相手を紹介することもできないし、悩みを解決することはできない。
つまり、私が他人の「課題」に勝手に介入して、気を負う必要はないということ。
社会で生きていく上で、人それぞれ色んな人生の歩み方がある。
妊娠・出産体験は三者三様。
特に海外での妊娠エピソードって情報が希薄。
医療はどんどん進化しているし、住む場所や病院によって情報は異なる。
私は発信することが好きで、苦じゃない性格です。
私のように顔出しで、情報を開示してる人も珍しい。
これを読んでくださってる方にとっては、親しみを覚え、情報の信憑性も増すんじゃないかなぁと思います。
そしてそして、Instagramの特性上、気軽にメッセージも交換できるし、きっと私の経験が誰かの役に立つ。
これから同じ悩みを抱える人のためにも
書き記していくべきだと思い、妊娠について発信することに決めました。
この記事の読者の方の中にも
友人や同僚、家族、パートナーなど
近しい人の「課題」に気を遣って
自分の人生の選択に躊躇していませんか?
心優しい皆さんなら、そういうシーンに出会うことも多かったんじゃないでしょうか?
ぜひ、「課題の分離」という思想を取り入れて
「心理学者のアドラーが私の判断を応援してくれてる!」とほんのちょっと自分本位に生きてみてもいいんじゃないでしょうか?
長々と、海外出産コラムの発信に対して
大義名分を語らせていただきましたが(笑)
引き続き、読んでもらえると嬉しいです。
次回は、
妊活することでみえた!駐在妻が抱える社会問題 海外出産コラムvol2.
についてお話ししていきたいと思います。
次回、お楽しみに!
最後まで読んでくださってありがとうございました😊