【イベント】間もなく開催!ハンドクラフトイベント『ManufakTOUR』
(画像は公式Instagramより)
アートの街、デュッセルドルフ。美術館やアートイベントにおでかけしたことのある方も多いはず。
有名な美術大学があることで知られていますが、実は芸術家や職人たちが構えるアトリエもたくさんあるのをご存じですか?
今回は、そんなアトリエに気軽に訪れることができるイベント『ManufakTOUR』についてご紹介!昨年に実際にイベントに参加し、アトリエ巡りをした体験レポートと共に、今年の開催情報もお伝えします。
「ManufakTOUR」
◆開催期間 :2025年5月09~11日
◆開催場所 :公式HP参照(記事の最後に掲載しています)
◆パンフレット:参加アトリエや観光案内所(Tourist-Information-Visit Düsseldorf)でも入手可能
◆参加者一覧/地図:https://manufaktour-duesseldorf.de/standorte/
本イベントは今年で開催4年目。ジュエリーや陶器、皮製品など多岐に渡るジャンルの職人たちが参加している『オープンアトリエ』の街を上げたイベント。
今年の参加スポットは、なんと”56”にものぼります…!ぜひHPから、どんなアトリエがあるのかチェックしてみてくださいね。
アトリエ巡りにでかけよう
【写真はすべて2024年開催時】※アトリエによって展示や体験は異なります。
そういえばアトリエってどこにあるの…?と思いますよね。よく見てみると実は表通りから見えづらい中庭や、閑静なエリアにたくさんのステキなアトリエがあります。
普段は見つけにくいスポットでも、イベント開催期間は写真のように、看板・わかりやすいスポット番号があるのですぐに発見できるはず。
私は自身でジュエリー製作を日本でしていたので興味があり、ジュエリー分野のアトリエを訪れることに。
ヨーロッパのアトリエ、しかもマイスターの国ドイツで職人たちのアトリエを訪れることができるなんて…『夢のようなイベントだ!!』と嬉々として参加。
突然見学するのは気後れしますが、この期間は特にウェルカムな雰囲気で非常に気軽に入ることができるので、とてもオススメですよ。
アルトシュタットに構えるこちらのアトリエでは、職人だけでなく美術大学に通う学生も作品製作を行っているとのこと。様々な異なる素材を使ったジュエリーが展示されています。
『ManufakTOURで訪れました!見学をしても良いですか?』と声をかけると、実際に作品を作っている工房へ快く案内してくれました。
世間話を交えながら、『どんな道具を使って、どんな風に製作活動を行っているのか』など、とても丁寧に説明してもらいました。
見たことのないような道具に興味津々…!非常に繊細な作業だというのがわかります。
展示ではなく、実際の作業場に入ることができるなんて。この興奮伝わりますでしょうか!(笑)
道具の実演も。『バーナーはこんな風に使っているのよ~』と目の前で見せていただきました。火に少し近づくだけで、その高温が空気を伝わって肌に感じ感動もひとしお。
この日は、美術大学の学生も製作のためアトリエにいたので、『どこの学校なのか、どんな作品をつくっているのか』などのお話も聞くことができました。
ウェルカムシャンパンもいただいてしまい驚愕…!
外国人である私たちにも親切に愛情たっぷりの作品づくりについて聞くことができ感動の連続でした。
続いて訪れたのは、アルトシュタットから南下したビルカー通り(Bilker Str.)にあるアトリエ。
おしゃれな雑貨やインテリアが並ぶエリアで何度も通ったことがありましたが、全く気付かなかった場所にありました。
中庭に入るまでのアプローチがステキ…。ヨーロッパならではの雰囲気に心躍ります。
こちらもジュエリーのアトリエ。外観だけでもワクワクさせてくれる佇まいです。このイベントの良いところは、これまで知り得なかった場所に、どなたでも訪れることができるということではないでしょうか。
アトリエ内のショーケースには美しい作品がズラリ。気に入ったものはもちろん購入できますし、見学のみでもOK。
職人さんとそのご友人がアトリエ内でティータイム真っ最中。そんな日常も垣間見ることができるのも醍醐味のひとつでは。
ご紹介したように、展示や工房の見学はもちろん、お子さん参加OKのワークショップを行っているアトリエもたくさんあります。
職人さんから直接お話を聞いたり、体験できる機会はとても貴重で有意義な時間ではないでしょうか♩
公式HPやInstagramからそれぞれのアトリエ情報を確認できますので、興味がある分野や一度訪れてみたかった場所など、ぜひこの機会にチェックして参加してみては?